キャバクラではハンドサインを使いながらボーイさん達とやり取りをします。
「沢山種類があって覚えきれない」
「ハンドサインでのやり取りって大変…」
初めてキャバクラで働く女性の中にはこうした悩みを抱く方も少なくありませんが、キャバ嬢として活躍するためにはハンドサインを覚えることは必須です。
今回は、これからキャバクラで働く女性に向けてこれだけは覚えてほしいハンドサインを解説します!
キャバクラのハンドサインって何?

キャバクラのハンドサインとは、キャバ嬢がボーイさんにオーダーを伝える際に使用するサインです。
「ボーイさんにテーブルまで来てもらって直接伝えたらダメなの?」
こうした疑問を抱く女性もいますが、キャバクラは店内がとても騒がしく、ボーイさんにオーダーを伝える際にはハンドサインでやり取りすることが通常です。
また、ハンドサインを使用してやりとりすることでお客様との会話を中断することなくボーイさんとのやり取りを行うことができます。
一方で、ハンドサインをしっかりと覚えていないとボーイさんに対して上手くオーダーを伝えることができずお客様を待たせてしまうことがあります。
これからキャバクラで働きたいと考える女性は、まずはしっかりとハンドサインを覚えることを意識してくださいね。
良く使うハンドサイン

ボーイさんにオーダーを伝える際には、手を挙げて「お願いします!」と呼んでからハンドサインを作ります。
キャバクラで使用されるハンドサインには沢山の種類がありますが、まずは以下の7つのサインを覚えれば自信を持ってお客様との接客に臨むことができますよ。
①グラス
グラスを持ってきてもらう際のハンドサインは2種類あります。
親指と人差し指でL字のサインを作る。ピンと指を伸ばすことでスマートな印象を与えることができる。
◯キャバ嬢用のグラス親指と人差し指でCの形を作る。お客様から一緒に抜き物を飲もうとお誘いを受けた際に使用する。
シャンパンやワインなどのボトルが入っているお客様の席では必ずグラスが必要となるため、キャバクラで頻繁に使用されるハンドサインのひとつです。
②灰皿
灰皿交換の際のハンドサインは、両手で丸を作るポーズを取ります。
1〜2本の吸い殻が溜まったらすぐに灰皿を交換するというキャバクラが多く、常に灰皿は綺麗な状態に保つ様にしましょう。
③アイス
アイス交換のハンドサインは、親指と小指を伸ばして電話の形を作り、指先は下に向ける形を取ります。
アイスはお客様のドリンクを作る際に必ず必要となります。
ボーイさん達が常に目を光らせてくれているためキャバ嬢から伝える機会は少ないですが、慌ただしい店内ではつい見落としてしまうこともあります。
アイスが足りなくなった時や半分以上溶けてしまった際にはしっかりとボーイさんに伝えて交換してもらいましょう。
④場内指名
お客様から場内指名をいただいた場合には、自分のいる場所を指差すハンドサインを使用します。
お客様から「一緒に飲もうよ!」とお誘いをいただいた時点でボーイさんに伝えることで他のキャバ嬢を自分のテーブルまで移動させずに済みます。
また、場内指名をいただいた際には笑顔でハンドサインを出すことでお客様からの心証も良くなりますよ。
⑤お会計(チェック)
お客様からお会計(チェック)の申し出があった際には、×印のハンドサインでボーイさんにその旨を伝えます。
伝票の作成のためにも時間は必要となるため、お客様からお会計(チェック)の申し出があればすぐにボーイさんに伝えることが大切です。
また、お会計(チェック)の申し出があったからといって接客の手を抜いてはいけません。
お客様が気持ち良くお店を後にするためにも、お見送りが終わるまでは笑顔の接客を心がけてくださいね。
⑥メニュー
キャバクラによってはフードやボトルを注文する際に必要なメニュー表がテーブルに備え付けられていないことがあります。
もしお客様からメニューが欲しいと言われた場合には、本を開くポーズでボーイさんにその旨を伝えましょう。
また、メニュー表が届くまでに時間がかかってしまうとお客様の気が変わってしまうことがあります。
お客様からのオーダーを確実に取ることはもちろん、客単価を下げないためにもしっかりと覚えたいハンドサインです。
⑦おしぼり
キャバクラで使用されるおしぼりには2種類あります。
いわゆる「あつしぼ」と呼ばれるおしぼりで、雑巾を絞る様にハンドサインを作る。テーブルが汚れた際や、お客様がお手洗いに立たれた後に渡す。
◯冷たいおしぼり
いわゆる「つめしぼ」と呼ばれるおしぼりで、両手をグーにして爪先を擦り合わせる様にハンドサインを作る。お客様が酔いを覚ましたい時や体が火照った際などに渡す。
キャバクラでは頻繁におしぼりを使用します。
常に清潔なものをお渡しするためにも、おしぼりのハンドサインは意識して覚えることをおすすめします。